ウィーンで仮想通貨ATMを使ってみた
日付: 2020-06-22 閲覧数: 972
仮想通貨の規制が厳しくなってきた中国、ロシアとインドではビットコインと現金の両替を行う機械を設置できないが、中央ヨーロッパの東部にあるオーストリアの政府がかなり開放的な態度をとっているようだ。コロナウィルスがもたらしたパンデミックが終息した直後ハンガリーとオーストリアの国境が解放され電車に乗ったらおよそ2時間半で首都のウィーンに着いた。
今回はウィーンの都心部に設置された仮想通貨ATMの使い方とその操作について説明したいと思う。
24時間営業しているコンビニ天国の日本と違っていて、日曜日のウィーンがしんとしている。これはどういうことかというと、街に人気がない。営業しているお店も少数。ということだ。ビットコインATM探検目的地ではなく観光の予定を立てる時にも週末を避けた方がいいかもしれない。
今回は日曜日の夜に到着して「ザ・ハウス・オブ・ナカモト」に近いホテルで一泊した。初めてこの呼び方を耳にした時に日本っぽく聞こえた「ザ・ハウス・オブ・ナカモト」はどういう場所なのかというと、中は店員さん以外にビットコインATMが設置されていて仮想通貨愛好家が集まる為に設けられた事務所じみた雰囲気のお店だった。
ザ・ナカモト・ハウス
ドイツ語が全く喋られなくて店員さんとの会話が挨拶レベルで途切れてしまった。ビットコインと他の仮想通貨についてもいろいろ聞いてみたかったが、店員さんの素っ気ない態度に飽きれて無言のままビットコインATMの操作に没頭してしまった。
ウィーンのビットコインATM
ブダペストで使ってみた機械と同様にこのATMも多言語対応であり、ドイツ語と英語から好きな言語を選ぶことが出来る。ドイツ語の文字すら読めないからさっさと英語に切り替えた。
今回はビットコインをどのように購入すればのかについての説明になっているので一番左にある「ビットコイン」アイコンを押した。
ウィーンでビットコインを購入
次は両替したい金額範囲を指定するステップで左側の「250ユーロ以下」を押して札を用意する。
250ユーロ以下の範囲を選択
今回は20ユーロをビットコインに両替して欲しかったから以下のように20ユーロを挿入した。
20ユーロを挿入
ユーロ札が認識されるとこのような画面が現れる:
認識後の画面
次に「ビットコイン購入」ボタンを押す。
ビットコイン購入
取引が無事に完了するとこのような緑色の画面が表示される:
取引完了
念のために機械が発行する領収書も受け取って、ドイツ語ばかりの内容を解読しようとするが全然分からない。
受け取った領収書
冷たい店員さんに聞いてみると取引が承認される為に40分くらいかかると言われる。確かに取引データをブロックチェーンに書き込む作業を行わなければ行くまい。少し不安になったがとりあえず店内に座って行儀よく待っといた。
受け取ったビットコイン
だいたい20分が経過するとスマホでビットコイン入金の通知が鳴りやっと落ち着いて「ザ・ナカモト・ハウス」を出た。
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