チアネットワーク(XCH)の上場に伴うマイニング熱狂


日付: 2021-05-05 閲覧数: 151



史上初の仮想通貨ビットコインとその後に登場した100種類以上の仮想通貨の取引データを検証する計算手法としてPoW法もしくはPoS法が一般的に採用されているが、数週間前に提案されたChia Networkはproof-of-time法とproof-of-space法を組み合わせた計算手法を実現するとプロジェクトの公式サイトに掲載された情報から分かりました。2021年5月3日、チアネットワークはXCHと省略された名前でいくつかの仮想通貨取引所で取引可能となりました。当記事でチアネットワークについての知識を共有したいと思います。


チアネットワークとは、BitTorrent技術の生みの親とも知られているBram Cohenによって提案されたproof-of-spacetime検証を採用した仮想通貨です。ビットコインなど、PoW法を用いて、ネットワークの安定性と仮想通貨の価値を確保する為に行われる膨大な演算量と必要とする仮想通貨のマイニングが環境に悪影響を与えるとよく批評されますが、proof-of-spacetimeに必要な演算量はPoW法より遥かに少ないのでチアネットワークはグリーンコインと名付けられました。


チアを得るには、従来の仮想通貨と違い、マイニングすることなく育成(Plotting)、植え替え(Farming)と最後に収穫(Harvest)する必要があります。この作業に極めて大きいストレージ容量が求められており、過去にビットコインやイーサリアムをマイニングしたマイナーたちが主に中国の南部に位置する半導体技術のメッカとも知られている深圳市で製造されるHDDとSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の大量買い占めを始めた様です。その結果、ハードディスクの価格が爆上げしました。


crunchbase.comの情報によると、チアの立ち上げに3.700.000ドルの3ラウンドの資金調達が行われたと分かります。カナダに拠点を置くCypherpunk Holdings Inc.も資金を提供しました。


取引データを検証するにあたって、畑に苗を植え込み、仮想通貨を育成するような計算が行われます。この為に、普段手にしないほど大きいSSDが必要となってきます。チアの場合は、この作業をマイニングではなくてファーミングと呼ばれます。


そしてチアの誕生にハードディスクの市場もすぐ反応しました。台湾のHDDマーカーAdataはSSDへの需要が高まっていると発表しました。恐ろしいことに、中国の通販大手タオバオJD.COMでハードディスクは品薄状態になっていると伝われています。


先日、全ネットワークのストレージ容量が100万TBを突破し、この半端ない増加が留まらないと期待できます。


チアの発行量について言えば、ビットコインと同様な概念を採用しており、チアの供給量が時間の経過と共に増加します。


チアネットワークをマイニング(正しく言えばファーミング)したいのであれば、大容量HDDだけでなく、ハイスペックなCPUとメモリも不可欠です。同じ理屈で考えるとチアの普及につれて、CPUとメモリモジュールの価格も上昇するのではないかと予測します。


チアネットワークの開発チームがChialispと呼ばれる独自のプログラミング言語もリリースしました。この言語を使って、チアブロックチェーン上に構築できるスマートな機能を実装する予定です。




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